中国人に人気の旅行先である日本は、移住先としても人気が高い。2019年末の時点で、在日外国人のなかで最も多かったのが中国人で81万人に達したという。しかし、中国に定住したいという日本人はそれほど多くないようだ。中国メディアの百家号は13日、「なぜ中国に定住する日本人は少ないのに、中国人は日本に定住したがるのか」と題する記事を掲載した。
 
 記事は日本について、中国人が定住するのに適した国だと紹介。中国から影響を受けただけあって文化や生活習慣が似ていて、同じアジアなので居心地が良いようだ。留学や仕事で日本に来た中国人が、そのまま定住するというのは珍しくないと伝えた。

 日本からも留学や仕事の関係で中国へ行く人は少なくないが、中国に定住する人は決して多くない。それはなぜなのだろうか。記事は「経済水準と生活環境の格差」にあるのではないかと分析としている。

 日本は物価も高いがそれに相応して収入も中国よりずっと高い。日本に住んでいれば貯蓄をすることもでき、中国に扶養家族がいれば日本からお金を送って養うこともできるので、中国人にとっては日本での定住は魅力的だという。

 しかし、中国の物価は日本ほどでないにしても年々上がっており、それに比例して給料が上がっているわけでもない。そのため、「中国で働く場合、日本にいる時よりも貯金ができないし、日本に家族がいても養えない」と指摘。日本人が中国に定住するのは現実的に難しいとの見方を示している。

 また、生活環境が変わる場合、物価の低いところから高いところに変わる場合は生活水準が上がるので一般に順応しやすく、そのため中国から日本に生活拠点を変えるのは比較的容易だと分析。しかしその逆は難しいとも指摘している。

 コロナ禍で中国に帰国し、日本に帰って来られなくなった中国人も多くいることだろう。コロナが収束した後は、もしかするとさらに多くの中国人が日本に戻ってきて定住するようになるのかもしれない。それだけ日本は住みやすいところだということだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)