中国メディア・澎湃新聞は13日、「どうして日本には百年以上続く老舗ブランドがこんなに多いのか」とする記事を掲載した。

 記事は、日本国内には中国とは比べ物にならないほど多くの「創業100年以上を誇る老舗企業」が存在するとしたうえで、日本の老舗企業に見られる特徴を4つ挙げて解説している。

 1つめは、家族経営であることだ。日本では世襲制の伝統が深く根付いており、その精神は家族経営によって会社を代々世襲していくことにも表れているとし、家業として代々受け継いでいく意識が多くの「100年ブランド」を生んでいるのだと伝えた。

 2つめは、多くの老舗企業が日常生活に密接に関わる伝統的な産業分野に従事していることとした。記事は、東京商工リサーチが以前実施した調査結果として、100年以上の歴史を持つ企業の中で小売業が全体のおよそ47%、製造業が約27%を占め、製造業では食品製造、化学繊維工業、家具製造業、日用的な陶器製造業などが多かったと紹介。「時代の流れに左右されることなく必要とされ続け、人びとの生活に融合しているのだ」としている。

 3つめは、技術を学ぶということを大切にしている点だ。日本の職人気質では、自分の仕事に関する技術を磨くことに全力を注ぎ、10年、20年、あるいは一生さえかけて技術を極めようとし、外部からの誘惑や影響をものともしない精神力を持つため、高い技術力を持った人材が常に育ち、企業やブランドが代々続いていくのだと説明。かたや中国では人間が技術を学ぶことよりも、最新の設備を導入して技術を「買う」方向に走りがちであると指摘した。

 そして4つめは、多くが本業の分野に専念している点を挙げた。日本企業は1つの分野に精力を注いで技術を磨き、成功を目指す傾向があるのに対し、中国の企業は本業がおろそかになっても目先の利益が得られそうな分野に飛びついてしまいがちだと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)