中国では様々な分野で国内企業が台頭しており、国産品の質が向上し、海外企業に頼らずともよくなっている。日本製品でも、家電やスマホのように中国市場で存在感が薄くなっている分野があるが、一眼レフなどの「カメラ」においてはやはり日本メーカーの独壇場のようだ。中国メディアの百家号は10日、「なぜデジタル一眼レフは日本ブランドばかりなのか」と題する記事を掲載した。

 日本のデジタル一眼レフカメラはその質の高さで中国人の心をとらえているようだ。2012年の反日デモの際でさえ、日本メーカーのデジタル一眼レフを首から下げた人が多数目撃され、突っ込まれていたのが思い出されるが、日本メーカーのデジタル一眼レフは今でも中国のカメラ愛好家に人気だ。実際、中国で販売されているデジタル一眼レフはほぼ日本メーカーのものだが、それはなぜだろうか。

 記事は、デジタル一眼レフで重要な部品の1つが「イメージセンサー」だが、この部品は日本メーカーが圧倒的なシェアを誇っていると指摘。デジタル一眼レフは新興産業なので、開発には資金力と技術者が必要なので新たに参入するのは難しいとしている。また、消費者は名前の知らない企業を認めない傾向があるので、フィルム時代から名が知られ信頼のある日本企業の製品が選ばれているとした。

 また、デジタル一眼レフは光学レンズも重要だが、この分野で日本メーカーはコスト面での優位性があると分析。ドイツも光学レンズの技術は高いものの、コストも高いため、品質とコストのバランスで言うと「結局一番良いカメラは日本メーカー製」になると伝えている。

 スマートフォンの普及でカメラ需要は減り続けているといわれるが、本格的なデジタル一眼レフカメラは根強い需要があり、この分野での日本メーカーの優位性は相当なものであるようだ。今後もしばらくは、中国のカメラ愛好家には日本のカメラが愛用されていくに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)