中国のポータルサイト・百度に11日、来年に延期された東京五輪・パラリンピックが抱える大きな難題は新型コロナウイルスだけではないとする記事が掲載された。

 記事は、当初は今年開催される予定だった東京五輪が新型コロナの影響により来年に延期されたと紹介。延期となったものの東京五輪は新型コロナ問題に直面したままであるとともに、かねてより取り沙汰されてきたもう一つの難題にも立ち向かわなければならないとし、それが高温の問題であると伝えた。

 その上で、東京の8月の気候は高温多湿で熱中症が起こりやすい非常に危険な物であり、競技を観戦する観客の熱中症対策とともに、トレーニングや本番に臨む選手たちへの影響も「ないとは言い切れない」とした。

 そして、日本の専門家の話として、過去36年間の五輪開催地の天気状況と比較しても、東京五輪開催時に予測される気温は最も高く、降雨量も最も多くなる見込みで、過去のどの開催都市よりも危険度が高いと伝えたほか、今年の8月の東京は熱中症のリスクが高まる最高気温35℃の日が多く、1カ月で187人が熱中症で死亡しており、多数の市民が病院に運ばれた紹介している。

 記事は最後に「来年の東京五輪が直面する危機は非常に手ごわいものであり、解決が難しい。ひとたび開催するとなれば、現地当局は直ちに感染予防と熱中症予防の両方について然るべき意思決定を行い、このイベントにより世界的な危機を引き起こすことを防がなければならない」と伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)