中国の環境保護関連メディア・中国水網は11日、日本の水環境を守るための取り組みについて紹介する記事を掲載した。

 記事は、先進国の多くで良好な生態環境が保たれている背景には、環境を良くするために絶えず人や物、そして、知恵の投入が行われているからであるとした上で、日本の水資源環境を守る取り組みについて3つのポイントを挙げている。

 1つめは、まず法整備を行い、計画を立てて指導していく流れを保つこととした。日本は治水や汚染防止のための法規づくりを重視しており、国が「湖沼水質保全特別措置法」を定めているほか、地方自治体も関連の条例や規則を設けていると紹介。地方の汚染基準が国よりも厳しいケースさえあると伝えた。また、法を整備した上で中長期的なビジョンとともに具体的な実施計画を立てて実行し、定期的に成果の評価や見直しを行いながら計画を全うするのだとしている。

 2つめに挙げたのは、人と自然との調和、自然を大切にする理念だ。水を巡る生態環境の修復や河川の管理に当たり、自然条件の改善や、人と水との調和といった点を大切にしており、自然による自己修復能力を重視したり、可能な限りバイオ技術を採用したりすることで、都市づくりや経済発展と自然環境との調和を目指していると伝えた。

 そして3つめには、現代の情報技術を十分に活用する点を挙げている。日本の水利プロジェクトでは情報化レベルが高く、管轄区域内の河川や湖の水質、生息する生物などの状況について全方位的なモニタリングが行われているほか、各種設備の稼働状況、水位や水流量などもリアルタイムで監視されており、いつでも正確な情報を手に入れ、問題を速やかに発見、解決することができるのだと紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)