中国では近年、K-POPをはじめとする韓国のエンターテイメントが人気となっているが、日本のアニメや漫画なども根強いファンを獲得している。それゆえ一部の中国人からすれば「日本文化は中国で勢いを増している」と感じられることもあるようだ。

 中国のQ&Aサイトの知乎にこのほど、「中国国内で日本文化がどんどん勢いを増しているのはなぜなのか」と問いかけるスレッドが立てられ、多くの中国人が議論を交わしている。

 スレッドに寄せられたコメントを見てみると、その多くが「日本文化のかつての流行ぶりと言ったら、こんなものじゃなかった」、「1990年代頃は今とは比較にならないほど流行したいた」といった声が目立った。スレッドを立ち上げた中国人ユーザーに対して「君はまだ若すぎる。過去の流行ぶりを知らないんだから」というコメントもあった。

 さらに「今も中国では日本文化が身近に存在するが、1990年代の中国ではテレビをつければ日本のアニメやドラマが放送され、日本のテレビゲームも大人気だった。日本語を勉強せずに日本語の単語を覚えてしまうほど、日本のコンテンツが身の回りに存在していた」という意見もあった。確かに1990年代の中国では街中で「J-POP」が流れていたり、違法コピーではあったが、日本の音楽やドラマが街中で売られたりするほど、日本文化が身近にあったのは事実だ。

 現在の中国でも日本のアニメや漫画は人気を博しているが、過去の中国における日本文化の流行ぶりを知っている人からすれば、「中国国内の現在における日本文化の勢いは最盛期の10分の1くらいじゃないか」という思いもあるようだ。

 一方、日本文化の勢いは1980年代から90年代の最盛期に比べて落ちていると指摘する一方で、「かつてに比べてより深く日本文化を楽しめるようになった」という声もあり、「90年代の中国では日本の夏祭りを体験したり、浴衣を着たりすることはできなかったが、今は都市部を中心に夏祭りイベントが行われることがある」と紹介。そして、こうした事例は、中国には日本文化の根強いファンがいて、中国人たちの日本文化に対する理解の程度が以前より深まっていることを示すものだという声も見られた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)