「百聞は一見に如かず」という言葉は多くの人が知っている諺だが、元々は中国の諺だ。中国語では「百聞不如一見」と表記され、インターネットが普及して多くの情報を自宅にいながら入手できる時代ではあるものの、実際に訪れて、自分の目で見て、体験することに勝る情報はないと言えるだろう。

 中国でも日本についての情報を比較的容易に入手できるようになったが、実際に日本を訪れて初めて知ることも多いのだという。中国のQ&Aサイトの知乎にこのほど、「日本を訪れて初めて知ったことは何か」と疑問を投げかけるスレッドが立ち上がり、多くの中国人ネットユーザーたちが議論を交わしている。

 「日本を訪れて初めて知ったこと」について、ある中国人ユーザーは「日本では電車をはじめとする公共交通機関が時間どおりに運行されていることを知った」と伝え、「初めて知った時は非常に驚いた」と振り返った。中国にももちろん、バスや地下鉄、電車など日本と同様の公共交通機関が存在し、高速鉄道は比較的ダイヤどおりに運行されるようになっているものの、路線バスなどは始まりと終わりの時間が決まっているだけで、時刻表そのものが存在しない。だが、近年ではスマホで自分の利用したいバスがどこを走っているのか調べられるようになっている。

 また、日本への留学経験があるという別のユーザーは、日本では外国人であっても一定期間を超えて滞在する場合は「国民健康保険に加入することが必要」であり、そのおかげで「病気になっても自己負担が少なくて済む」のは驚きで良い制度だと感じたと紹介した。中国にも医療保険はあるものの、一般的に戸籍のある地域でしか自分の医療保険は使うことができない。

 他にも、「日本のタクシーはドアが自動で開閉する」と紹介するユーザーもいた。中国では客がドアの開閉を行うのが普通で、多くの客は助手席に乗車することが多いゆえ、違いを感じるのだろう。一方、「街が清潔だと聞いていたけれど、日本を訪れて本当に清潔だった」と伝え、「日本の清潔さは噂どおりであることを知った」という意見も多くのユーザーから寄せられ、多くの人から支持されていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)