日本で暮らす外国人のなかで中国人がもっとも多い割合を占めているように、仕事や留学先として日本を選ぶ中国人は少なくない。多くの中国人にとって日本に対する理解を深める手段はメディアやネット上の情報に限られているため、よりリアルな体験を求めて実際に日本で生活した人の体験談に興味を抱く中国人は多いようだ。

 中国のQ&Aサイトの知乎にこのほど、「実際に日本で生活を送ると日本に対する見方にどのような変化が生じるのか」というスレッドが立ち上げられ、日本に滞在した経験を持つ中国人ネットユーザーから様々な意見が寄せられた。

 日本の大学に留学した経験があるという中国人ネットユーザーは、2年間にわたる日本での生活を振り返り「日本に対する見方を一言で言い表すのは非常に難しい」としつつも、「確かに日本に来る前と今とでは日本に対する見方は大きく変化した」という意見を寄せた。

 この中国人は訪日前、日本に対して「経済の発展した資本主義の国で、人びとは礼儀正しく、細部にこだわり、規則を遵守する」という印象を抱いていたそうだが、学生生活に加え、日本でのアルバイトの経験を通じてより深く日本人と接し日本人社会を目にした結果、「日本は伝え聞いていたよりも治安が良く、ものを取られる心配を全くしなくても良い地域もあったが、別の地域では自転車を二度も盗まれるという経験もした」と紹介し、「日本も意外と地域差があることがわかった」との意見を寄せた。

 他にも、中国で蔓延する日本を過大評価する情報の影響で、一部の若者は「現実から逃避するために日本留学を選択している」と紹介する一方、こうした若者たちは日本で実際に暮らすと「良い面もあるが、それ以上に抑圧される」ことにストレスを感じて帰国するという声もあった。確か日本にはあらゆる場所に秩序があるが、その秩序は言い換えれば「制御、統制されている」ということでもあり、他人の目などを気にする必要のない中国で暮らしていた人からすれば、日本社会には「中国では感じたことのない抑圧」があることに驚くのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)