日本には多くの観光地があるが、意外な場所も観光地化されている。中国メディアの北極星固廃網は9日、日本では「ごみ処理施設が観光スポットになっている」と紹介する記事を掲載した。楽しみながら学べるので人気が高く、予約が必要なところもあると伝えている。

 日本のごみ回収は分別が細かく、出せる曜日と時間も決まっているので、厳しいと言われているようだ。記事は、最近分別が始まった中国の大都市では当初だいぶ混乱していたが、日本はずっと細かな分別が必要なのに誰もが簡単にやってのけていると感心。ごみ回収の分野でも先進国であると称賛した。

 そんな日本では、回収後の処理も進んでいるという。その一例として記事は、武蔵野クリーンセンターを紹介。ごみ処理施設というと住宅地から離れた場所にあるイメージがあるものだが、ここは市内にあり、自由に見学することができる。ごみ処理施設とは思えない美術館のような斬新な外観と、きれいで明るい室内には「それまでのイメージを刷新させられる」と伝えている。

 そんなごみ処理施設は、見える形で市民に役立っているという。平時はごみ焼却による廃棄物エネルギーを活用するほか、災害時にはエネルギー供給拠点としての役割を担っている。ごみを燃やしてできた焼却灰は、エコセメントにして歩道のブロックなどの材料として使用されると紹介。市民にとって身近でなくてはならない存在になっていると伝えている。

 記事はほかにも、大阪にある舞洲(まいしま)ゴミ処理場も紹介。この建物はより人目を引き、「ジブリのテーマパーク」、または「おとぎの国」に迷い込んだような外観をしていると伝えた。ここは世界的アーティストのフンデルトヴァッサー氏による設計だと紹介、「子どもたちは、この夢の国のような建物を楽しみながらごみ処理について学ぶことができる」と伝えた。

 記事は、こうしたごみ処理施設が日本には多くあり、楽しみながら見学できて良い勉強になり、日本人にとって身近な存在になっていると紹介。日本は「何でもないようなところにサプライズがある不思議な国だ」と称賛して締めくくっている。ごみ処理場を一般の人が見学できるようにするという発想は中国にはないのだろう。ごみ問題は中国でも深刻になっており、この分野で日本から学べることは多くあるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)