中国では1937年に勃発した日中戦争を「抗日戦争」と呼び、この抗日戦争をテーマにした「抗日ドラマ」は連日のように放送されている。

 中国メディアの捜狐は5日、「中国人は苦難に満ちた戦いの末に抗日戦争に勝利した」というのが中国における一般的な認識だと指摘する一方、そもそもなぜ中国人は日本を相手に苦戦を強いられたのかと問いかける記事を掲載した。

 記事は、日中戦争において中国側が「苦難に満ちた戦い」を強いられたのは事実であるとし、その原因は「日本側の武器」が優れていたからと考えている中国人は多いと指摘。当時の日中の武器には一定の差があったのは事実だとしながらも、もっとも大きな差があったのは「精神力」や「意志の力」だったのではないかと主張した。

 続けて、現代の中国人たちの日常会話には「誰もが減速するカーブで一気に追い抜く」、「小さな力で大きな力に勝つ」といった言葉が頻繁に登場すると指摘し、こうした言葉の背後には「小さな労力で最大の利益を得よう」とする精神性があり、それは戦時中だって同じだったはずだと主張。

 さらに、「不撓不屈の精神」や「一生懸命、必死に取り組む精神」という点で、日本に負けていたことが、日中戦争で中国側が苦戦を強いられた原因なのではないかと主張した。また、旧日本軍は圧倒的に劣る兵力でありながら、兵士が逃げることなく、全員が戦死するまで徹底的な抵抗を続けた事例は枚挙に遑がないことを伝え、中国人が抗日戦争で苦戦を強いられたのは「鋼鉄でできた武器に差があったのではなく、鋼鉄のような意思や精神がなかったからではなかったか」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)