日本政府による半導体材料3品目(レジスト、フッ化水素、フッ化ポリイミド)の対韓輸出管理強化から1年が経過し、この間に韓国では国産化が進められてきた。しかし、実際のところそう簡単にはいかないようだ。中国メディアの電子工程世界は7日、韓国の半導体産業ではいまだに日本依存が深刻だと指摘する記事を掲載した。

 記事は、韓国が半導体材料の国産化を進めるにあたり、半導体を製造するための設備を日本から大量に輸入していると紹介。韓国国際貿易協会が9月6日に発表したところによると、今年7月までに日本から輸入された半導体設備は17億ドル(約1800億円)と、前年同期比77.2%も増加したそうだ。

 しかし、韓国政府も日本依存から脱却するため支援を表明しているのではないだろうか。記事は、韓国国内の半導体業者の実力は、サムスン電子やSKハイニックス等の求める基準に届かないと指摘。日本製以外の設備によりその基準に達するのはまず無理な話だと伝えた。実際、今年6月の時点では品質認証を受けるため申請した130社のうち、厳しい基準をクリアした企業は19社、実際に契約までこぎつけたのはわずか3社だったという。

 また、日本依存は設備だけではないという。設備を導入するにあたって専門知識を持つ日本の技術者も必要で、現時点では「日本なしでは半導体は作れない」と伝えている。

 韓国は半導体製造において脱日本を目指して進んでいるようだが、半導体を製造するための設備と技術者を日本に依存しているようでは、韓国の言う脱日本はかなり遠い話なのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)