中国は日本以上の経済大国になり、日本を追い越したと言われる分野まであるほどだが、文化面ではどうなのだろうか。中国メディアの百家号は6日、「日中のソフトパワーを比べると、どのくらいの差があるのか」と題する記事を掲載した。
 
 記事は、教育、ノーベル賞受賞者、文学の3つを比較している。まず、「教育」に関しては、学力では中国のほうがずっと上だと指摘。記憶力やチェスなどの国際大会で中国は日本よりも良い成績を収めているという。それで「中国は先天的な知恵で優れている」としつつも「基礎教育では日本のほうがずっと先を行っている」と分析した。義務教育が早くに普及した日本では、国民のほぼ100%が基礎教育を受けていると伝えている。

 2つ目は「ノーベル賞受賞者数」。中国のノーベル賞受賞者は非常に少なく、ノーベル平和賞を受賞した劉暁波氏のことは多くの中国人が知らないので2人ということになっている。それに対して日本はここ19年で19人も受賞しているばかりか、輝かしい経歴がない「普通の人まで受賞している」と感心した。いわゆる失われた20年のなかでも研究への投資を怠らず、教育を通して子どもたちの科学や自然に対する関心と探求心を育てていると称賛している。

 3つ目は「近代文学」が盛んであること。記事は、外国語に翻訳される作品は中国よりも日本のほうがずっと多いと紹介。しかも外国語に翻訳される中国の書籍はその多くが「孫子兵法」や「論語」など古代の書籍だが、日本では現代文学が多く翻訳されており、中国語に翻訳されている日本作家の作品も非常に多い。日本の現代文学作品は世界中の人に親しまれていると言えるだろう。

 最後に筆者は、中国はソフトパワーで日本に完敗していると結論付け、「尊敬しないわけにはいかない」と称賛している。日本にはほかにも、アニメや漫画など中国人をひきつけてやまないソフトパワーがあり、日本特有の強さと言えるだろう。今後も、日本は文化面で中国のみならず世界に向けて日本の良さを発信していくに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)