台湾は近年、日本人にとって海外旅行先として人気を集めており、2019年における日本人の訪台客数は200万人を突破した。また、台湾から日本を訪れる観光客も増加していたが、相互訪問や交流が活発化していたのは、日本人と台湾人が互いに親近感を抱き、互いに良いイメージを持っているからと言えるだろう。

 こうした日本と台湾の民間における感情について、大陸で暮らす中国人のなかには「日本に対する感情」という点で、「台湾人と中国人では若干温度が異なる」と感じる人もいるようだ。中国のQ&Aサイトの知乎にこのほど、「台湾人の多くが日本に対して好感を抱いているという話は本当か」と問いかけるスレッドを立ち上げた。

 中国人も以前に比べると日本の文化に関心を持つようになり、旅行をきっかけに日本に対して親近感を抱くようになった人も増えつつあるが、それでも台湾人の日本好きは中国人からすれば「自分たちの対日感情と大きな違いがある」と感じられるようだ。

 これについて、中国人ネットユーザーからは「台湾人は日本に対して好感を抱いているのは事実」とし、台湾では「奇妙な日本語が書かれた商品」を目にすることがあるが、それこそが台湾人の日本に対する感情を示す証拠だとするコメントが寄せられていた。台湾では日本に良い印象を持つ人が非常に多いので、「台湾製の商品でもパッケージに日本語を表記すると売り上げが良くなる」と指摘、これは「日本に心酔している台湾人が多いことを示している」という意見が寄せられた。

 しかし、台湾人の日本に対する感情は世代によっても異なるという指摘もあり、「90年代以降に生まれた世代は、日本に対する反感や敵意を抱く人はほとんどおらず、逆に日本のアニメやテレビを通じて日本に親しみを抱いている」という意見が寄せられた。

 それには、教育も影響しているとし、ある台湾人の若者は「自分も90年代の生まれだが、学校の教師も日本に対して好感を持っているので、生徒たちが日本に対して敵意は持つはずがない」という声を寄せた。

 また、台湾には中国にルーツを持つ人が数多く存在するが、こうした台湾人のなかには異なる考え方を持っている人もいるようで、「自分は中国人である祖父に敬意を抱いており、日中の歴史的背景ゆえに日本に対して好意的な感情は持てない」という声も見られた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)