中国と日本は同じ東アジアにある国で、海を隔てた隣国同士ではあるものの、両国における教育はずいぶんと違うようだ。中国メディアの百家号は3日、日本の強大さは小学校の教育を見ればわかるとする記事を掲載した。「日本と中国の小学校の教育の違い」を分析し、4つの違いを紹介した。

 1つ目は「片付け術を教えること」。日本では子どもたちに大小さまざまなかばんや袋を与えて自分で片づけさせると紹介。ランドセルの中には教科書や文房具を、手提げかばんの中にはランチョンマットや箸などを種類別に分けて入れるが、準備するのは子ども自身で親は見守るだけだと説明した。これは、勉強以外はすべて親が子どもにしてあげる中国とは大きく異なっている。記事は、日本のような教育は自立した大人になれるよう教えていると称賛した。

 2つ目は「集団意識を学ばせること」。日本では個人を競わせることは少なく、運動会でもグループ対抗にしていると紹介。体育の授業ではできない児童が1人いると、みんなでその子を応援して助けようとすると伝えている。包容力ある心の広い子どもに育てていると感心し、「中国だったらその子は全然違う扱いを受けるだろう」と違いを痛感している様子だ。

 3つ目は「自分の健康を管理するよう教えていること」。ある学校では、自分の健康状態を知るために授業で排泄について教えていて、粘土を使って健康的な便とそうではない便との違いを教えていると伝えた。中国では排泄を話題にできない雰囲気があり、「授業で扱うなどあり得ない」そうだ。

 4つ目は「協力し合う精神を教えること」。例えば、給食の時間には子どもたちが当番を決め、手分けして食事を取りに行き配膳し片づけるが、それにより子どもたちは協力し合うことや、他人のために何かをすることを学べるといえるだろう。何でも大人がしてくれるのが当たり前になっている中国では考えられないことだ。

 日本の教育は、知識を詰め込むばかりではなくもっと重要なことを教えているといえるのではないだろうか。知識や学校の成績も大切とはいえ、人として最低限必要なことをバランスよく教え、人格形成を促す教育という点で日本の教育方針は中国にとって参考になっているようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)