新型コロナウイルスはスマートフォン市場にも影響を与えているが、2020年第2四半期のスマホ出荷台数はファーウェイがサムスンを抜き初の世界一になった。これは米国の経済制裁の影響による国内回帰も大きいようだ。実際、中国市場ではファーウェイを始めとする中国メーカーがシェアのほとんどを占めており、日本メーカーはすっかり締め出されてしまった。中国メディアの百家号はこのほど、「なぜ高品質の日本製のスマホが中国人ユーザーに認められないのか」と題する記事を掲載した。

 記事まず、日本のスマホが中国ですっかり影を潜めたのは「質のせいではない」と指摘。スマホに限らず、日本製品の質が高いのは中国では良く知られていることだ。では、なぜ高品質なのに日本のスマホは中国市場から消えてしまったのだろうか。記事は複数の理由があると主張している。

 1つ目は「市場の変化」だ。中国メーカーの台頭で、品質が高く価格の安い中国製のスマホが出回るようになった。また、広告の重要性をより理解している中国企業は、戦略的に広告を展開しては中国人ユーザーの心をとらえていると指摘した。

 2つ目は「消費概念の違い」だ。日本人はスマホを購入すると壊れるまで使うので耐久性の高さを求めるが、中国人は流行に乗りたがり、新商品を欲しがる傾向が強いと記事は分析。そのため買い替え頻度が高く、こうしたニーズに応えているのが中国メーカーということのようだ。

 それで記事は、日本製のスマホの品質は中国でも認められており、「日本のスマホが中国で受け入れられないのは、品質が悪いからではない。品質が良くても、マーケティングが悪ければ市場を失うということだ」と結論付けた。現在日本のメーカーは完成品よりも部品や材料の分野に力を入れており、大きなシェアを占めている。中国人が誇る中国メーカーのスマホにも多くの日本製の部品が使用されており、見えないところで日本メーカーは影響力を発揮しているといえるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)