中国メディア・東方網は6日、このほど日本で初めて有人飛行試験が行われた「空飛ぶ自動車」について、その普及は決して簡単ではないとする記事を掲載した。

 記事は、先月25日に日本で「空飛ぶ自動車」の有人飛行試験が行われたと紹介。日本以外でも各国で研究開発が進んでいることもあり「多くの人が近い将来空飛ぶ自動車が現実のものとなり、普及するだろう」と考えていると伝えた。

 その上で「空飛ぶ自動車は確かにわれわれに多くのメリットをもたらしてくれるが、考えなければならない問題もある」とし、主に直面するであろう4つの問題を挙げている。

 まずは、地上を走る自動車よりもはるかに高い知識や操縦スキルが求められることだ。操縦するには一般的な飛行ルールや、飛行機に関する知識を習得することが大前提となるが、そこには空気力学や重量とバランス、天候などさまざまな分野を網羅する必要があるとした。

 次に、価格が非常に高いこと。現状では最も安いものでも30万米ドル(約3200万円)するほか、燃料代も通常の自動車よりはるかに高く、保険コストも大きく跳ね上がるだろうと伝えている。

 そして、飛行中に故障が発生すれば「すなわち墜落することになる」とし、リスクが非常に高い点にも言及。自動車のように他車や建物に影響を与えない場所に安全に停止して対処するなどと悠長なことは言っていられず、不時着するにもパラシュートで脱出するにも高い判断能力と対処能力が要求されると説明した。

 また、空飛ぶ自動車は悪天候での運転が困難であることも指摘。空気の密度が変われば空気力学に影響が出るため、温度が変化するだけでも離着陸の難易度が上がってしまうのだとしている。

 多くの人の夢とロマンが詰まっている未来の乗り物「空飛ぶ自動車」だが、まさに陸を走る「自動車代わり」になるにはまだまだ長い時間がかかりそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)