日本車は中国市場で人気が高い。しかし日本車が人気なのは中国だけでなく、世界市場で同様だ。中国メディアの百家号は3日、「中国の自動車メーカーはいつになったら日本メーカーに勝てるのか」と題する記事を掲載した。

 中国メーカーも近年は力を付け、販売台数を伸ばしているが、それはあくまでも「中国国内」での話だ。世界市場で販売台数上位に何社もランクインしている日本車とは大きく違うところであり、記事は日系車は中国市場でかなりの販売台数を誇っているが、日本車にとっての主要な市場は中国だけではないと指摘した。

 この日中の自動車メーカーの差はどこから来るのだろうか。記事は「中国が遅れているのは技術だけではない」と分析。「材料」の面でも遅れているという。例えば、中国で人気の高いターボチャージャについて言えば、必要な材料を中国国内で調達することはできず、中国では生産できないと伝えた。

 また、オートマチックトランスミッションも作ることができないほか、シャーシやサスペンションも日系車の特許権の切れた古い技術を利用したものしか作れないのだという。さらにエンジンや駆動系の調整に至っては技術に加えて経験も必要だが、中国にはそのような人材はいないとしている。

 なぜ中国には自動車の基幹技術がないのだろうか。記事は、「中国の若者が自動車工場で働きたがらないから」だと問題点を指摘している。日本の工場には高い技術を持つ優秀な技術者がいる。しかし中国では技術者やエンジニアは人気がないので、中国が日本のように世界をリードする側になりたければ、「若者が競い合って工場で職人になりたがる」社会にならなければいけないと指摘している。

 日本には、自動車に限らず技術の高い職人が高く評価される社会だといえるだろう。すぐに稼げる仕事に人気が集まり、技術者が敬遠されているうちは、中国メーカーが「日本車を追い越す」のは難しそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)