住宅の購入は人生における最大の買い物と言っても過言ではないだろう。まして外国の不動産を購入することは、ほとんどの人が経験することのないことだ。近年は日本の不動産を購入する中国人が増加していたが、なぜ中国人には日本の不動産を購入できるだけの財力があるのだろうか。

 中国メディアの捜狐は2日、中国人の所得水準から考えれば、日本の不動産を購入するのはかなり無理があるのが現状だというのに、日本で不動産を購入する中国人はその資金をどこから調達しているのかと、「多くの日本人が不可解に思っているようだ」と論じる記事を掲載した。

 記事はまず、中国は米国に次ぐ世界第2位の経済大国であるものの、日本人は中国に対して「まだ発展途上の国である」という印象を抱いていると紹介。しかし、近年その見方も変化しつつあると伝え、それは中国人が大挙して日本を訪れて「爆買い」したり、日本の不動産を購入したりする中国人が増えたからではないかと分析した。

 また、中国では車や家を「所有」したいと考える人が大多数だが、日本人は中国人に比べて不動産投資やマイホームの購入に積極的ではないと強調、それゆえ賃貸物件に住み続ける人は決して珍しくないが、「自分が住む賃貸物件のオーナーが実は中国人であった」ことに驚く日本人は多いと強調。それゆえ一部の日本人は「中国人はどこから資金を調達して日本の不動産を購入しているのか」と訝っていると論じた。

 この理由として記事は、中国人が日本の不動産を取得する事例は確かに増えていたことを強調する一方、そうした裕福な人は中国人全体から見れば「ごく一部」だが、「13億を超える人口があれば必然的に富裕層の数も多くなる」ため、中国人が日本の不動産を買いあさっているように見えるだけだと主張した。

 中国人にとって特別なものである不動産だが、中国では都市部を中心に不動産の価格が高止まりし、投資の旨味が減っているのが現状だ。中国と距離的に近く、気候や文化も似ていて、しかも価格が手頃な日本の不動産は中国人投資家にとって非常に魅力的な存在なのだろう。新型コロナの影響で日本の不動産価格が下落すれば、ますます多くの中国人が日本の不動産を買い漁ることになるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)