新型コロナウイルスの影響によってスポーツやエンターテイメントなど様々な試合やイベントが延期されており、歯がゆい思いをしている人は多いだろう。2022年にカタールで開催されるサッカーワールドカップ(W杯)の2次予選およびAFCアジアカップ中国2023の予選は来年に持ち越しとなったが、その再開を心待ちにしているサッカーファンは多いはずだ。

 中国でもサッカーは人気のあるスポーツだが、中国代表は近年低迷を続けているのが現状で、中国人サポーターからも批判の声があがるほどだ。中国メディアの騰訊はこのほど、日本では「高校のサッカー選手ですら観客を感動させるプレーを見せるほど」だと紹介する記事を掲載し、「日本のサッカーが強い理由を垣間見た気がした」と伝えた。

 記事はまず、サッカー日本代表は今や世界を相手に戦うことができる強いチームであり、W杯の出場常連国でもあると指摘。また、アジアカップにおいては優勝争いをするのが当たり前のチームであると指摘し、「その強さの源はどこにあるのだろうか」と疑問を投げかけた。

 記事の中国人筆者は、メディアの記者としてW杯やアジアカップの決勝戦を観戦した経験があるというが、日本の「高校サッカー」の決勝を観戦したとき、フィールドやベンチにいる選手だけでなく、応援に駆けつけた観客立ちも「一丸」となってサッカーというスポーツを楽しんでいる様子を目の当たりにしたと振り返り、「サッカーというスポーツで感動を味わったのはこの時が初めてだった」と論じた。

 さらに、日本の高校サッカーでは選手たちは審判の判定にしっかりと従い、試合後は勝敗に関わらず、戦友と抱擁したり、観客に頭を下げたりと、「スポーツマンシップに溢れていた」と称賛し、「日本のサッカーが強い理由を垣間見た気がした」と強調した。

 中国でもプロサッカーリーグが存在するが、選手の多くはサッカーを「お金を稼ぐ手段」としてしか見ていないため、選手はハードな練習をせず、選手同士の競争も厳しくないという。中国サッカーが強くなるには解決しなければならない問題は数多くありそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)