中国のポータルサイト・百度に1日、吉林省にあるかつて日本人が作った景観スポットの美しさを紹介する記事が掲載された。

 記事は、肥沃な土地を持つ吉林省には自然資源のみならず、観光資源も数多く存在しており、有名な長白山のほかに、高句麗遺跡、向海、防川、満州国皇宮、松花湖、浄月潭、査乾湖といった見所があり、「吉林八景」と称されていることを伝えた。

 その上で、「八景」の一つである松花湖について「あまり知られていないが、日本人が作った景観区域なのだ」と紹介。旧満州国時代の1937年に、日本人が松花江をせき止めて豊満水力発電所を作ったことで形成された湖が松花湖なのだと説明している。

 そして、松花湖が吉林省でも人気の高い観光地とされている理由が、独特な風景の魅力を持っているだけでなく、歴史的に意義深い場所であるからなのだと指摘。豊満水力発電所の建設にあたり、数多くの中国人労働者が命を落としたとし、「悲惨な歴史を後代に伝えていくという、教育的な使命も帯びた景観地区なのだ」と解説した。

 記事は、周囲の山に抱かれ静かに水をたたえる松花湖を訪れると、大自然に身を置く開放感を味わうことができるほか、遊覧船に乗って大自然の恵みをさらに感じることもできると紹介。それでいて入場料が10元(約160円)とリーズナブルであることを伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)