日本には中国から伝わった文化が多く、しっかりと継承されて来た文化も多いため、日本古来の伝統と認識されているものさえあるほどだ。中国メディアの百家号はこのほど、中国から学んだ日本の建築物に関する記事を掲載した。中国にはほどんど残っていない古い建物が、日本では大切に保存されているだけでなく、「日本の方が美しい」とも伝えている。

 記事は中国の建築物に関して、古いものが残っていないうえに、近代においては全く発展していないと紹介。古い建物が残っていても収入目当てで観光地化されていると残念がっている。今の中国は、大都市の高いビル群と原始的なコンクリート打ちっぱなしの田舎の住宅の2種類に分けられると指摘する一方、田舎では予算が足りないと基礎工事すらしないほどだとそのお粗末さを伝えているが、地震の多い日本では考えられない水準である。

 日本はかつて唐の時代に古代中国から大きな影響を受けた。寺院建築は中国から伝わった建築様式と言われるが、日本の建築様式は中国から伝わった技術なども織り交ぜながら発展してきたと言えるだろう。記事は、日本の古代建築を見ると唐のシンプルさやおおらかさという面影があるが、同時に日本らしい建築様式も見られると伝えている。今の中国はわずかに清の時代の建築様式を残しているのみで、それも「俗っぽく、過度に華美」で、日本のような美しさはないと比較している。

 何千年もの歴史があるにもかかわらず、建築様式を日本に伝えた中国には古代建築がほとんど残っていないというのは実に残念なことである。現代建築においても、日本には世界で活躍する有名な建築家が少なくないが、中国には非常に少ない。現代の建築分野においては、日本が中国のお手本となっているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)