中国メディア・騰訊網は8月31日、「どうして日本企業はこんなに長寿なのか」とする記事を掲載した。

 記事は、2016年時点で日本には100年以上の歴史を持つ老舗企業が3万軒以上存在すると紹介。日本企業が長続きする理由はたくさんあるとした上で、5つのポイントを挙げて解説している。

 1つめは、本業に専念する姿勢とした。細く長く続くことを旨とし、目先の利益に囚われない経営理念が多くの日本の長寿企業に共通しており、安易に異業種に手を出したり鞍替えしたりする企業は決して多くないと紹介。長きにわたりある分野に専念することで、厚い社会的信頼も獲得しているのだと伝えた。

 2つめは、商売における誠意を重んじていることを挙げた。誠意を重んじる裏返しとして、日本の社会では信用を裏切った時のペナルティが非常に大きいと紹介し、ひとたび問題を起こせば企業の存続も危うい状況になり得ることから、不正を働くケースも少ないのだとしている。

 3つめは、日本の企業や技術を紹介する際にしばしば取り沙汰される「職人気質」である。日本の老舗企業は単に仕事を「お金儲けの道具」と考えておらず、仕事や作業において良いものをさらによくしようとする向上、探究、追求の精神も備えているのだと説明した。

 4つめは、終身雇用と年功序列という日本独特の企業制度とし、これらの企業制度によって専門的な能力を持つ社員を育て上げ、企業が成長する中で大いに活躍してもらう環境を構築することができるのだとした。

 最後の5つめには保守的な経営姿勢を挙げ、日本の企業は大きなリスクを冒した経営や事業拡大を避け、安定的な発展を第一に考えるとした。そして、この姿勢について「日本人がもともと持っている、石橋を叩いて渡る性格に関係しているかもしれない」と伝えている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)