日本文化は中国由来のものが多く、中国人は親しみを感じるようだ。中国人の好きな日本文化にはどんなものがあるのだろうか。中国メディアの澎湖新聞は29日、中国人が見過ごしがちな日本の文化や習慣について紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、中国人が話題にする日本文化は、子どものころに見た日本のアニメやドラマ、映画、それに食べ物などが多いが、それだけでは「日本文化を本当に分かっているとは言えない」と指摘した。「日本の魅力はもっと多岐にわたる」からだ。

 例えば、美しい森で森林浴をすること、日本独特の美意識とされるわびさびの感覚、紅葉狩りを楽しむこと、中国の上巳(じょうし)の節句が日本で変化したひな祭り、中国とはまた違うお月見の風習など、日本の魅力は非常に多いと伝えた。

 記事はほかにも、日本には多くの目に見えないルールがあると紹介。「空気を読む習慣」を習得すれば、人間関係が円滑にいくと伝えている。また、日本ではよく行列を見かけるが、等間隔に距離を開け、直立不動で黙って列に並ぶさまは「禅の修行のようで面白い」そうだ。中国では、列に並ぶという習慣自体がなかなか浸透しないが、並ぶとしても横入りされるのを防ぐためか、不自然に間隔を詰めてしまうものだ。今や常識となりつつあるソーシャルディスタンスを取るのも難しいだろう。

 また、地震の多い日本では、防災もしっかりしていると紹介。定期的に防災訓練を行い、常に「最悪の状況を想定して準備」していると称賛。災害時にするべき手順が頭に入っていて、家庭ごとに非常袋を用意しているので、日本人はとっさの時にも慌てず冷静に対応できると紹介した。中国では、災害が多いにもかかわらず災害を想定すること自体を不吉に感じるらしく、何の準備もしていない人がほとんどだ。計画性のなさも関係しているのかもしれない。

 日本には、中国とはまた違った多くの魅力があると言えるだろう。アニメや日本食ばかりが日本文化ではない。より多くの中国人に、日本の奥深い魅力に気づいて欲しいものである。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)