新型コロナウイルスのパンデミックが起きるまで、日本を訪れる外国人旅行客の数は右肩上がりで増え続けていた。2019年の訪日外国人客数は3188万人2000人に達し、過去最高を記録した。19年の訪日中国人の数は959万人に達し、前年に比べて14.5%も伸びた。この数のなかにはリピーターとして何度も訪日していた人も大勢含まれるが、なぜ中国人はリピーターとして繰り返し、訪日していたのだろうか。

 中国メディアの百家号は30日、過去に日本を旅行で訪れたことがあるという中国人による手記を掲載し、「他の中国人が日本旅行を愛してやまない理由は、一度訪日すれば良く分かる」と主張し、日本は一度訪れると「帰国したくない」と思ってしまう魅力に溢れていたと伝えている。

 記事の中国人筆者は「多くの中国人が日本旅行を好きになってしまう理由は、日本行きの飛行機から降りて初めて理解できる」ものであり、「日本を訪れないことには理解できない」と主張し、たとえば買い物をするにしても日本では「安心して買い物ができる」と紹介した。

 この「安心」とは、商品の質が高いということのほかに、小売業者は信頼を大切にしているため、「粗悪品を売りつけられる」ような心配もなく、また販売価格はどこも正当な水準で「ぼったくられる」リスクもないということを示している。

 中国では粗悪品を売りつけられる心配があるためか、買う前に「箱を開けて、中身を確認する」人もいるほどだ。また、現在はキャッシュレスが進んだため、中国の日常では現金を目にする機会は減ったが、一昔前は現金のやり取りの際には必ず紙幣の真贋を確かめるのが普通だった。中国では買い物をするにしても「気を抜けない」環境にあるため、日本では「安心して買い物ができる」ことに感動する人がいても不思議ではない。

 また記事の筆者は、「日本はサービス業も質が高く、丁寧に接客してくれること」、「料理は美味しくて、しかも安心して口にできること」も日本の魅力であり、また四季折々の魅力があってどの季節に訪日しても素晴らしい旅を体験できると強調。「日本に1週間も滞在すれば、もう中国に帰国したくない」と思ってしまうのも当たり前だと主張し、これがコロナ前まで訪日中国人が伸び続けていた理由なのではないかと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)