中国は国策として高速鉄道網の整備を行っており、輸出も積極的に推進している。高速鉄道というインフラをこれほど熱心に整備している国は中国以外には存在しないと言っても過言ではないだろう。

 中国メディアの百家号はこのほど、中国は高速鉄道網を今も拡大させ続けていると指摘する一方、高速鉄道そのものは日本にも韓国にも存在するにもかかわらず、なぜか米国は高速鉄道に全く関心がないように見えることを強調し、「米国は世界一の先進国であるというのに、なぜ高速鉄道を建設しないのか」と疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、米国のような先進国に高度に発達した高速鉄道網が存在しないのは不可解だと主張し、「米国には高速鉄道を建設する資金や技術がないのだろうか」と問いかける一方、米国に資金がないわけがなく、また、米国が高速鉄道の技術を開発できないわけがないと強調。それでも米国が中国のように高速鉄道網を整備しないのは米国ならではの事情によるものだと論じた。

 まず、米国は国土が大きい割に人口は中国の4分の1にとどまり、人口密度が低い国だと指摘。そして米国は自動車大国であり、近距離の移動であれば自動車で移動し、遠距離であれば航空機で移動するのが普通だと強調。さらに鉄道を建設するには土地の収用が必要となるが、米国は中国と違って土地の個人所有が認められていることから収用が難航することは目に見えていると指摘し、米国ではこうした理由で高速鉄道に対する需要はほとんどないのだと伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)