どんな国でも旅行先として一時的に訪れるのと、そこで生活するのとでは「見える景色」は異なり、評価の観点も自ずと変わってくるものだ。中国メディアの百家号は27日、「日本で生活する前に抱いていた清潔で民度の高い国という良いイメージは全て幻想だった」と、日本で暮らしたことがあるという中国人の率直な感想を伝える記事を掲載した。
 
 新型コロナのパンデミック前まで日本は中国人の間で人気の渡航先だった。中国では「日本は清潔な環境が保たれている民度の高い国」というイメージが広まっていたが、その一方で長期にわたって日本で生活する中国人のなかには「日本人の知られざる一面を発見した」人もいるという。

 たとえば、中国では「日本人は礼儀正しく、にこやか」というイメージを持たれているが、日本の職場では「上司が部下に対して取る高圧的な態度を頻繁に目にする」とし、「上司が部下を怒鳴りつけて書類を突き返すのは、決してドラマの中だけの話ではない」と伝えた。

 さらに、日本のビジネスパーソンは「日中は聖人君子のよう振舞い、真夏もスーツとネクタイ姿を崩さないのに、夜は一変して酒の席では妖怪と化す」ことも中国人には知られていないと主張した。

 また、これまで日本人が礼儀正しいのは民度の高さの表れと思っていたが、実際は「日本社会に存在する暗黙のルールへの恐れの気持ち」からであり、表面上はにこやかに「お先に失礼します」、「お疲れ様でした」と挨拶を交わしていても「それが本心とは限らないのが日本人だ」と主張した。

 このように、日本で生活する中国人の目に映った日本人の姿は、必ずしも「観光客」という立場で目にしたものと一致しているわけではないと主張し、日本の職場で目にしたパワハラや複雑な人間関係の経験から、中国人に対して「日本に過度の憧れを持つのではなく、中国での暮らしに満足することが一番幸福なのではないか」と呼びかけた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)