日本の文化では「食事を残す」ことは行儀の悪いことであり、会食の席などでも「マナー違反」とみなされるが、この慣習は中国では「真逆」となっている。友人や取引先などを食事に招待してもてなす際、もてなす側は「食べきれないほどの料理」を注文するのがマナーであり、招待される側は「食べきらずに、わざと残す」のが礼儀とされる。わざと残すことで「たっぷりもてなしてもらった」ことを示すのであり、もてなした側はそれで「メンツが立った」と見なすのが一般的だ。

 中国の外食産業で出る食べ残しは非常に莫大な量とされるが、実際には「節約の精神」を持つはずの日本人も莫大な量の食品ロスを生み出している。香港メディアの鳳凰網は28日、日本は「世界有数の浪費大国」であると主張する記事を掲載した。

 記事はまず、日本人は物を大切にする精神があると主張し、たとえば高級食材である「河豚」を食べた後に、日本人は骨で出汁を取ったり、ヒレを炙ってお酒に入れて楽しむなど、食材を余すことなく食していると伝え、「節約の精神は日本人の生活に沁み込んでいる」と論じた。

 しかし、その一方で日本は非常に多くの「食品ロス」を生み出していると主張し、年間600万トン以上の食品を無駄にしていると紹介。たとえば、日本では形の悪い農作物は出荷されずに破棄されるケースがあるほか、「賞味期限」や「品質保持期限」などによって食べられなくなったわけではないのに廃棄されるケースがあることを紹介した。

 さらに、消費者も「食品ロス」をなくしたいと思ってはいるものの、実際には消費期限が近い商品を買いたくないと多くの日本人が考えていると伝え、「日本人は節約の精神があるはずなのに、その行動は真逆となっているのが不思議」と強調した。

 中国でも食品の「消費期限」は存在するが、期限が近くなった商品は大幅に値引きするなどして販売しきってしまうケースが多いようだ。また、野菜などの販売方法は日本のような個包装は珍しく、山積みにされた商品を消費者が選んで購入する方法が一般的であり、形や大きさが揃っていなくても販売されていて、形の悪い農作物でも売れる方法が取られている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)