中国のポータルサイト・百度に27日、中国を訪れた日本人が中国の急速な発展ぶりについて「中国人が恐ろしいわけではない。恐ろしいのは中国人がどれだけ日々努力しているかを知らないことだ」と語ったとする記事が掲載された。

 記事は、短期間のうちに実現不可能と目されてきた目標を次々と達成してきた昨今の中国は、世界的な敬服を受けるとともに、一部の国にとって「非常に恐ろしい存在」となっているとした。

 その上で、以前中国を訪れた日本人観光客が、現代中国人の生活リズムが非常にハイテンポであり、多くの人が常に時間に追われ、ゆっくりと食事をする暇すらない状況であることに気づいたと紹介。「日本の生活ストレスも大きいが、一部の中国人の忙しさを見たらそれでも幸せな方かもしれないと感じたようだ」と伝えている。

 また、広東省深圳市の南山科学技術パークを始め、中国国内にある多くの高層ビルでは早朝から部屋の照明が点灯しており、多くの人が残業していたり、あるいは早い時間から出勤していたりすると説明。この状況を知った多くの日本人が感服したと紹介した。

 さらに、日本人観光客が朝の飛行機に乗るため早朝にホテルを出た際、夜が明ける前から多くの人が街に出ており、仕事を終えて家路につく人や、出勤する人の姿を見かけたと紹介。日本人たちが「中国人が生活のためにこれほど一生懸命努力しているとは思わなかった。敬服せざるを得ない」との印象を抱いたと伝えた。

 中国ではここ数年、IT業界を中心に長時間の残業が取り沙汰されており、社会問題化している。「午前9時出勤、午後9時退社、週6日勤務」を表す「996」勤務という言葉が、昨年の流行語の1つとなった。本当に中国旅行をした日本人が感嘆し敬服したのかは分からないが、中国の目覚ましいIT業界の発展に、多くの労働者による長時間勤務、努力が大きく寄与していることは間違いなさそうだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)