「小日本」、「日本鬼子」など、中国のネット上では日本や日本人を揶揄(やゆ)する言葉が氾濫している。中国語の「小」という漢字には侮蔑の意味が含まれ、「小日本」とは国土が中国に比べて小さいことを含め、嘲笑する意味あいを持つ言葉であるが、実際の日本は国土面積こそ小さいものの、国内総生産(GDP)は米国・中国に次ぐ世界第3位の大国だ。

 中国メディアの騰訊は24日、国土の小さい日本がこれだけ強大な国になれた理由を知りたければ、日本で行われている「子どもへの教育」を見れば理解できると主張する記事を掲載した。

 記事の中国人筆者の友人のなかには日本に定住している人がいるそうで、その友人には幼稚園に通う2人の子どもがいるのだという。筆者はこの友人から日本での教育について色々と聞く機会があったようで、「日本の幼稚園で教育には驚かされる」と紹介。まず、「子供に対する安全教育が徹底して行なわれている」ことは衝撃的だったと伝え、警察の協力のもと子どもたちに「道路の安全な横断の仕方」を教えたり、消防の協力のもとで火事の怖さを教えていると紹介した。

 また、大脳に良い刺激があるということから、安全を確認したうえで園内を「はだしで行動する」ようにしている幼稚園もあることや、子どもでも行なえることは極力子ども自身に行なわせ、「非認知的能力」を養い、「自立した人間に育てる」ための教育が幼少の頃から行われていることを強調し、「日本が大国となれた理由は自立した人間を育てる教育にあるのだ」と主張した。

 中国でも子どもを幼稚園に通わせる家庭が増えているが、幼稚園では将来の受験戦争に備えるための授業が行われることが多く、交通安全や一般教養について教えられることはほとんどないようだ。また、1979年から2015年まで続いた一人っ子政策の影響からか、子どもを1人しか持たない家庭が多く、両親や祖父母の愛を一身に受けて甘やかされて育った子どもは他人に依存する傾向が強くなっている。

 結論として記事は、中国では日本のことを「小日本」と揶揄する声が聞かれるものの、実際には国の将来を担う人材を幼少の頃からしっかりと育てるための教育が行われていることが分かると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)