夏休みには例年、各地で子ども向けのイベントや体験学習が開かれるものだ。残念ながら今年はコロナ禍で中止になったものも多かったと思われるが、ほたる祭りやカブトムシ・クワガタ展のように、昆虫をテーマにしたものが多い。

 また、夏になるとホームセンターなどで昆虫採集のための網や虫かごが販売されるが、それだけ虫捕りを楽しむ大人や子どもが多いということだろう。中国メディアの騰訊はこのほど、日本人がいかに虫に夢中になっているかについて紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本ではゲームやイベントなどで虫を題材にしたものが多いと紹介。小学校の夏休みの宿題でも、昆虫採集は定番のテーマであり「こんなに虫が身近な国はないのではないか」と驚いた様子で伝えた。

 日本人の虫好きは今に始まったことではないという。記事は、昆虫が万葉集にも出てくるほか、江戸時代には昆虫標本作りを役目にした虫捕御用という幕府の役人までいて「当時はエリートが虫取り網を片手にお役目を果たしていた」と伝えている。のちに昆虫が学校の授業に取り入れられると「日本全体が昆虫研究に熱くなった」と紹介した。

 今では、テレビでも昆虫を紹介する専門の番組があったり、昆虫をテーマにした体験教室、昆虫館のある動物園、昆虫専門の博物館があったり、映画にもアニメにも漫画にも虫が出てきて、日本語には虫が入ったことわざも多いと伝えている。中国では日本ほど昆虫採集が広く認知された活動ではないだけに、日本の「虫文化」は、日本人の気が付かないところにまで深く根付いているといえるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)