朝、日本のオフィスで日本人の社員がトイレの掃除をしている。中国ではまず見られないこうした光景に、驚く中国人も多い。中には、素手でトイレ掃除をし、便器に直接手を入れて掃除をする会社すらある。なぜ日本人はこれほど清潔好きなのか。中国メディア百度が日本が今のような清潔大国になった理由を考察している。

 実のところ、日本も前から清潔だったわけではなく、以前は公衆トイレと言えば不潔な場所の代表のような場所だった。また、公害問題など環境問題が社会問題になった時期もある。記事は、日本が現在のような清潔大国を築けた理由として、日本の歴史と美意識などを指摘している。

 一つ目は、日本人の信条。古来より神道を崇拝している日本では「清め」を重視している。記事は、日本人は元来清潔好きであり、現在は公共のあらゆる場所でも徹底した清潔さが保たれていると分析している。

 二つ目は日本の地理的環境。四方を海で囲まれ、年間の降水量が多い日本では容易に水が手に入る。日本には温泉などもあり入浴の習慣もあるが、これも水が豊富にあるからこそ。記事は、掃除や体を清潔に保つために、水をふんだんに入手できる環境により、日本人は清潔意識を培ってきたと述べている。

 さらに、日本もかつて環境汚染に悩まされた時期があると指摘。日本も高度経済成長期に数々の環境汚染問題に直面した。1960年代には深刻な健康被害をもたらした公害問題も起こり、こうしたことをきっかけに日本は産業界を巻き込んでの徹底した環境対策を行うようになっていった。現在では、日本のあらゆる河川がきれいに保たれている。

 現在中国において様々な環境問題が山積している。将来中国も現在の日本のような清潔な環境を築いていくために、何をしなければならないのかを知る手掛かりとしているのかもしれない。(編集:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)