近年、日本では若年層を中心に再び韓流ブームが起きているとされる。韓流ブームは日本のみならず、中国や東南アジアなどでも見られ、韓国のエンターテイメントはもはや1つの文化として他国に大きな影響を与える存在になっていると言えるだろう。

 一方、日本にも漫画やアニメ、ゲームなど世界に大きな影響を与えられるコンテンツや文化が存在するが、日本の文化と韓国の文化ではどちらの影響力がより大きいのだろうか。中国のQ&Aサイトの知乎にこのほど、「日韓文化の世界に対する影響力」について考察するスレッドが立ち、多くの中国人ネットユーザーたちが議論を交わしている。

 スレッドを立てた中国人ユーザーは「寿司などの日本食、ゲームやアニメなどのコンテンツ、そして独特のハイテクといった日本の文化は主に欧米に大きな影響を与えてきた」とし、日本は自国のソフトパワーを上手に海外に向けて発信してきたと主張。一方の韓国については「韓国文化といえばK-POPであり、その影響力はアジアにとどまらず、中東や南米でも人気となっているが、韓流は国策の一環として挙国体制で行われているのも事実」と論じた。

 これに対し、中国人ネットユーザーからは「K-POPの影響力の大きさは認めるが、文化とはより広範なもので、建築やファッション、芸術、飲食、ゲームなども含まれる」と指摘し、より大きな定義で見た文化の影響力では日本の方が韓国を大きく上回っているのが現状だというコメントがあった。また、この中国人ユーザーはその根拠として、英コンサルティング会社であるポートランド・コミュニケーションズや情報誌「モノクル」が発表している「ソフトパワー」に関する調査結果を挙げ、「日本はこうした調査で上位の常連国」であるのに対し、ランキングには韓国の名前が見られないことを根拠として挙げた。

 また、米国在住という中国人ネットユーザーから「米国における日韓文化」について紹介するコメントも寄せられており、「韓国料理のレストランに来る客の多くはアジア系だが、和食レストランは多くが白人が利用している」と紹介。また、米国の白人の間ではK-POPもJ-POPもほとんど知られていないのが現状だと紹介したが、別のユーザーからは「文化全体で見た場合、韓国文化は日本文化より影響力が小さいかもしれないが、K-POPの世界における影響力の大きさは否定できない」という意見が非常に多く寄せられていて、中国にもK-POPのコアなファンが相当数いることが伺えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)