日本と中国は海で隔てられているものの、隣国同士ではある。しかし、日中の文化や習慣には違いが存在しているため、日本で生活する中国人たちは当初、さまざまなことに「戸惑い」を感じていたという。中国メディアの百家号はこのほど、「日本を訪れたばかりの頃に感じたカルチャーショック」について、中国人の視点で紹介する記事を掲載した。

 記事の中国人筆者はすでに日本で長く生活しているため、今では何とも思わなくなったことも多々あるというが、日本を訪れたばかりの頃はさまざまな「カルチャーショックを受けたものだ」と振り返っている。

 まず1つ目のカルチャーショックは「食文化が大きく違っていたことだ」と伝え、中国では、「ラーメン」、「チャーハン」、「餃子」、「パン」はすべて主食とみなされているが、日本ではこれらが「セット」になって提供されるケースがあると紹介。「ラーメンライス」や「餃子定食」、「焼きそばパン」などの炭水化物だらけの食べ物には「度肝を抜かされたものだ」と強調した。

 また、日本人は夜遅くまで働くことに驚いたものだと振り返る一方、それにはいくつかの理由があることを後から知ったと紹介し、日本では残業をすることで「しっかりと働いている」とみなされる傾向があり、会社員としても残業することで残業代を稼ぐことができるというメリットもあったと指摘した。また、なかには「あまりに早く家に帰るのはバツが悪い」として、あえて帰宅を遅くしている人もいたことは衝撃だったと論じた。

 さらに、日本人との交流は「ものすごく疲れる」ということもカルチャーショックの1つだったと振り返った。中国人は他人とのコミュニケーションで直接的な表現を好み、感情もストレートに表現しがちだが、記事は「日本人とのコミュニケーションでは空気を読む必要があり、直接的な表現を避ける日本人の真意をこちら側が推測して汲む必要がある」からだと論じた。

 記事が紹介しているのは、中国人が日本で生活する際に直面するカルチャーショックの例だが、日本人が中国で生活する際にもさまざまなカルチャーショックを経験する。たとえば、中国では週休2日の仕事を見つけるのは難しく、月に4日ほどしか休日がなく、1日あたりの勤務時間が非常に長い仕事についている中国人は非常に多い。それだけ企業間の競争が激しいからであり、IT企業などでも「朝9時から夜9時まで、週6日働く」という意味の「996」と呼ばれる労働環境が問題となっている。中国企業の労働環境におけるブラックぶりは日本人にとってはカルチャーショックであろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)