中国で自動車の運転免許を取得していたとしても、中国の免許は日本では無効であるため、留学や仕事のために日本で長期間生活する中国人のなかには、日本で改めて普通自動車免許を取得したという人もいる。

 中国のQ&Aサイトの知乎にこのほど、「中国人が日本で運転免許を取るのは一体どんな体験になるのか」と疑問を投げかけるスレッドが立ち、中国人ネットユーザーから様々な意見や経験が寄せられている。

 スレッドを立てた中国人は、日本で運転免許を取得したいと考えているようだ。日本で自動車の運転免許を取得する方法はいくつかあるが、スレッドには「日本の教習所に通った」という中国人から多くの経験や体験談が寄せられた。中国にも教習所があり、学科や実技の講習を受けて最終試験を通過する必要があるが、日本の教習所は「中国とは異なる点が多い」との指摘が見られた。

 たとえば日本では「講習で教えられる内容が非常に具体的で細かい」とし、交通法規と運転技術に加え、「ドライバーの心得、自動車のメンテナンス、事故処理と救命講習、ドライバーの適性診断」と多岐にわたるという体験が寄せられた。

 講習で見ることになるビデオは、「歩行者の立場から見て、どのような運転が迷惑で怖いか」、また「交通事故による被害者の経験」など、ドライバーとしての意識と責任感を持たせるドラマ仕立ての内容で「とても印象深かった」としている。

 また、救命講習で心臓マッサージや人工呼吸の正しいやり方、AEDの使用方法を教わるるので、「これだけでも多くの命を救うことにつながっている」と感銘の声もあった。

 中国では自動車の所有率が高まる一方で、急な割込みやクラクションの乱用などドライバーのマナーが問われる行為が見られ、死亡事故も増加しているが、その背後には中国では自動車の運転免許が比較的簡単に取得できるという事情もあるだろう。それゆえ、日本で免許を取得した中国人からは、日本で免許を取れば「日本のドライバーの運転マナーが良い理由が分かるはずだ」というコメントも寄せられていた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)