中国のポータルサイト・百度に24日、第2次政権の在任期間が歴代最長となった安倍晋三首相について「実際より低く評価された、極致の実用主義者だ」と評する記事が掲載された。

 記事は、安倍首相について「総じて、多くの中国人は、ネガティブかつ滑稽なイメージを持っており、大国の指導者たる風格はないと評価されている」とした上で、このようなイメージは「情報の欠如と偏見によるもの」であり、実際は21世紀に入って最も傑出した首相であることは間違いなく、日本の歴史全体においても上位に入る人物でさえあるのだとの見方を示した。

 そして、安倍首相が推進した「アベノミクス」と呼ばれる一連の経済政策は日本の経済回復を大きく推進したと紹介。専門家からはネガティブな評価が見られるものの、一定の成果をあげたその経済政策は「少なくとも現時点では合格だ」と評している。

 次に、国民生活の改善においても確かに成果を挙げたとし、基本的な社会保障体系、子どもの教育保障、高齢者へのケアといった点に力を入れてきたと説明。教育では無償化政策を推進し、高齢者関連では特殊な介護サービスを提供する高齢者施設の設置に取り組んだと伝えた。

 また、内政のみならず外交面においても安倍首相のパフォーマンスは決して劣ったものではなく、「ただ、あまり目立とうとしないだけである」と主張。中国人はしばしば安倍首相を「米国の子分」と認識するものの、実際は「そのように演じているだけ」だとし、農作物の輸入問題など自国の利益が脅かされる場合には米国に対しても首を縦に振らない強さがあると論じている。

 記事はその上で、安倍首相を「典型的な実用主義者であり、メンツを捨てて利益にこだわる。普段は米国に対しておとなしくし、人畜無害なふるまいを見せるが、それは日本に利益をもたらすための行動なのだ」と評価。「恥を捨てた人間は時として他人に好かれないが、天下無敵であり、往々にして最大の利益を獲得できるのだ」と結んだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)