中国のポータルサイト・百度に21日、新型コロナウイルスの感染が今なお収まらない中、日本で働く中国人が自国に戻らない理由について紹介する記事が掲載された。

 記事は、新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、多くの在日中国人が引き続きに日本に留まるかどうかを考えているとしたうえで「理由はいろいろあるだろうが、留まった方がいいかもしれない。留まることでできることもある」と伝えた。

 そして、引き続き日本にいるべき理由として、中国に戻れば「必要以上の人情味」を浴びることになる点を挙げた。日本では電車の中で静かに過ごすことができるし、会社でも同僚や上司から執拗に「まだ結婚しないのか、相手を紹介してあげようか」と言われたり、知人との集まりの中で月収や乗っている車についてずけずけと聞かれることもないとし、日本にいることで他人からの過剰な干渉を受けず、適当な距離感を持って生活することができると説明した。

 次に、医療面での保障が手厚いことを挙げている。新型コロナの流行により健康に対する意識が高まる中において、日本では外国人も国民健康保険に加入することができ、病院での治療代が30%の負担で済むほか、高額医療についての保障も得られるのだと伝えている。

 さらに、新型コロナにより仕事や収入が減って思うように生活できない人も多いものの、自宅にいる時間が増えることで自分を高めるチャンスが増えるというポジティブな考え方もできるとし、新たな技術や知識を身につけて自らの価値を高めたり、自分によりマッチした仕事を探すといったことも可能だとの考え方を示した。

 記事は「日本で生活していれば、大小さまざまな問題に直面する。ただ、それも自身の自活能力を鍛えることに繋がっているのだ」としている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)