中国のポータルサイト・百度に21日、「日本が開発を進める水素エネルギー車は、電気自動車よりも優れているのか」とする記事が掲載された。

 記事は、世界的に環境保護意識が高まる中で、多くの国がすでに従来の化石燃料に代わる新しいエネルギーの開発、利用に取り組んでおり、自動車分野では大部分の国が電気自動車の開発に力を入れているとする一方で、「日本は水素エネルギー車の開発を選択している」と紹介。日本は世界で最も水素エネルギーを重視している国であり、早い時期から「水素社会」の方向性や目標を打ち出してきたと伝えた。

 そして、世界を代表する日本の自動車企業であるトヨタも1992年より水素エネルギーを自動車の動力源として使用する可能性について模索を開始し、2016年には初の水素エネルギー車「MIRAI」を発表、わずか3分ほどの水素補充で650キロメートルの航続距離を実現したと紹介している。

 また、17年には日本政府が「水素エネルギー基本戦略」を出し、その後も次々と水素エネルギー発展に関する政策文書を打ち出してきたと説明。25年までに水素燃料自動車の価格をハイブリッド自動車と同一水準にまで抑え、30年までに水素供給コストを従来の化石燃料エネルギー供給コストと同じ水準にするか、それよりも低いレベルにまで引き下げるという2段階の計画が示されているとし、日本の研究機関や企業ではこれらの目標を実現すべく大変な努力がなされており、多くの成果を得てきたと伝えた。

 記事は、充電速度という点で見ると水素エネルギー車が電気自動車に比べて一定の優位性を持っているとする一方で、「現状では水素エネルギー関連技術の発展レベルはまだまだ高いとは言えないうえ、水素が可燃性の気体であることから、これから水素エネルギーを推進するうえで直面するであろう課題はまだまだ多い」と評している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)