第2次世界大戦では敗戦国になった日本だが、戦前には日清戦争と日露戦争でそれぞれ清とロシアに勝利している。どちらも大国であったにも関わらず、日本が勝利できたのはなぜだろうか。中国メディアの百家号は19日、「なぜ小さな日本が明治時代に大国の清とロシアを倒せたのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、江戸時代までは日本と清との間に大きな差はなかったと紹介。鎖国して自給自足をしていた国が強制的に開国を迫られ、それぞれ明治維新と洋務運動を起こしたあたりまでは大差なかったはずだという。ロシアに関しては、こういった脅威にさらされることすらなかったとした。

 では、なぜ日本は大国であった清とロシアに勝利できたのだろうか。記事は、清に関しては日本と似た洋務運動が起こったものの、「本当に国を変える気がなかった」ために、日清戦争が始まった時には大国というよりも「ただ太っているだけの国」であることが判明し、政治、軍事、文化、教育など各方面で全く新しい国に生まれ変わった日本に太刀打ちできなかったと分析した。

 そして、清に勝利した日本は賠償金を得て「一夜にして成金となり」、軍事を拡張し、その勢いのままロシアに勝利したと主張。ロシアも、改革を徹底していなかったため経済力がなく、日本はロシアをけん制したい英米の支持を得ることができたほか、ロシアは国内が不安定であったため、清と同様に「ただ大きいだけの国」だったと論じている。

 結論として記事は、「清もロシアも日本のような改革ができず、タイミングも悪かったため、日本に敗れた」と主張している。中国では、日本の明治維新の成功が高く評価され、たびたび研究の対象となっている。明治時代の日本の変化は、やはり世界的に見ても特異な出来事だったと言えるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)