日本人と中国人は外見的に似ているためか、中国では「日本人のルーツ」に関心を抱く人は少なくない。海で隔てられているとはいえ、日本列島と大陸は距離的に近いことから、古代日本人の一部は大陸からやってきたという考えはあながち非現実的なものではないと言えるだろう。では、日本人と中国人の「DNA」は同じなのだろうか。

 中国メディアの百家号は13日、「日本人と中国人のDNAは一致するのか」と疑問を投げかける記事を掲載し、「過去に日本に渡って土着した大陸人は存在するだろうが、日本人の起源とは言えず、日本人と中国人のDNAは同じではないだろう」と論じた。

 中国では、日本人の祖先は「中国人」だと考えている人は少なくない。それは、泰の始皇帝の命を受けた「徐福(じょふく)」が3000人の従者を連れて日本を訪れ、そのまま日本に住み着いて日本人になったという説があるためだろう。

 しかし記事は、日本という国は縦に長い島国であり、古くは各地から日本列島に人が渡り、土着していたはずだと指摘し、中国で黄河文明が誕生し、文字が生まれるはるか前から日本列島には人が住んでいたはずと強調した。さらに、ロシア方面から北海道に渡った古代人もいれば、朝鮮半島から渡った人もいたはずで、また中国大陸や東南アジア方面から日本列島に渡った人もいたと主張し、こうした古代人たちが長い年月をかけて融合していったのが現在の日本人であると主張した。

 さらに、徐福をはじめ、中国大陸から日本に渡り、土着した古代中国人も存在しているものの、その数は決して多くはなく、日本人の遺伝子に大きな影響を与えほどではなかったと主張、「中国人は日本人の起源とはいえず、DNAにもきっと大きな違いがあるのではないか」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)