世界的な長寿国でもある日本だが、実はがんの罹患率も高い。統計では日本のがん患者は中国の二倍ともいわれているようだ。しかし、この点について中国メディア騰訊は18日付けの記事で「それでも日本の医療から多くの点を学ぶべき」と述べている。いったい、どのような点が中国メディアから見て優れていると感じられたのだろうか。

 まず記事は、「一見すると日本はがん患者が多いように見えるが、それも年齢とともに増えるだけの事。結局年を取れば誰でもガンになるリスクが高まるため、寿命が長い日本でがんの罹患率が高いのはあたりまえ」と分析している。そのうえで、「年齢という要素を取り除いていくと日本のがん患者は先進国に比べ少なく、がんによる死亡率も少ない。比べて欧米諸国は全体にがんの発生率と死亡率が高い」と述べている。

 では、なぜ日本のがん発生率と、がんによる死亡率は欧米に比べても少ないのか。「日本人は全体的に健康レベルが非常に高い。事実、日本人の健康寿命は世界的にも長く、現在シンガポールに次いで世界二位。これには、日本人の健康的な食生活と、最先端の医療が寄与している」とまとめている。

 では、中国はどのような点をまねできるのか。記事はまとめとして「中国と日本では医療レベルや健康寿命などについて、依然として大きな開きがあるが、日本人の食生活やライフスタイル、健康維持の秘訣などを引き続き学ぶ価値がある。また、日本の予防医療には確かに効果があるため、中国も国を挙げて医療に投資し、医療制度の見直しをしていく必要がある」と結論付けている。

 コロナウイルスをきっかけに、かつてなく健康への関心が高まっている。日本ではコロナウイルスの流行下でも死亡率がかなり少ないことからも、あらためて日本人の健康への取り組みが注目されているようだ。(編集担当:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)