中国メディア・東方網は15日、日本のお弁当から日本人が愛する「小さい」文化を垣間見ることができるとする記事を掲載した。

 記事は、日本において弁当はもはや単なる「食べ物」に留まらず、文化のシンボルにもなっていると紹介。日々新たな弁当が生み出されているほか、手作り弁当を持参して出勤する会社員も多く存在するとし、弁当の文化は日本人の生活に欠かせない要素の一つになっているのだと伝えた。

 また、日本の弁当を初めて見た人の多くが「思わずため息をつく」とし、日本人が小さなお弁当箱の中に可能な限り多くの食材を配するとともに、味付けだけでなく自然な食材の組み合わせや美しい盛り付けにまで配慮したうえで様々な創意や工夫を凝らしているのだと説明している。

 その上で、日本人は「小さくてかわいい」ことをこよなく愛しており、その文化は食べ物の調理だけでなく、調理した食べ物を盛りつける食器にも大いに表わされているのだと指摘。日本料理は世界各国の料理の中でも1回の食事における品数が多く、なおかつ使う食器の数も多い部類に入るとし、小皿や小鉢の使用量が非常に大きいと伝えた。

 そして、日本料理店で食事をするとテーブル一杯に精緻な食器が並べられ、そこに主食から主菜、副菜まで様々な料理がそれぞれ精巧かつ精緻に盛りつけられており、それは「まるで芸術品のように生き生きとしている」のだと紹介した。

 小さくてかわいい、あるいは美しいものを作るというのは、とても手間のかかる作業だ。敢えて品数を増やし、それぞれの料理を少なく精緻に盛りつけて出すことが、日本料理における客人へのリスペクトであり「おもてなし」なのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)