中国は宇宙開発やスーパーコンピューターなどの分野で進んでいるが、ノーベル賞受賞者はまだまだ少なく、毎年のように受賞者を輩出している日本について「羨ましい」とする声は多い。中国メディアの百家号はこのほど、「ノーベル賞を多数受賞している日本を真似することはできるか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、ノーベル賞は「科学技術で世界最高峰の賞」であり、「その国の科学技術と人材育成の能力のほどを表す」としたうえで、日本のノーベル賞受賞者の多さを「東洋の奇跡」と称賛。中国も韓国もこれほど発展しているのに受賞者は非常に少なく、アジアで日本は特異な存在だと指摘している。

 日本がこれほど多くの受賞者を輩出している理由について記事は、明確な計画と目標を掲げ、それに向けて投資したことにあったと分析。そのうえで、「投資なら中国にも真似できる」としている。記事によると、日本は欧米以上に科学技術の発展に積極的で、95年以降は基礎研究に力を入れるようになってきたが、中国も国家がより本腰を入れればさらなる投資を期待できるのだという。

 また、ノーベル賞には高等教育も関係していると主張。人材が育成されれば賞も取れるというが、中国は世界大学ランキングで東京大学よりも上位だった清華大学があり、高等教育の質では劣っていないと主張している。ただ、中国では拝金主義が根強く、優秀な人材を研究職に確保するのが難しいとも言われる。「日本を真似して」ノーベル賞の受賞を目指すには、まだほかに足りないものがあるのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)