中国のポータルサイト・百度に13日、「私が知っている、日本という国」と題した文章が掲載された。文章の作者は、以前に日本の会社で働いた際に感じた日本の良い点について紹介している。

 作者は2007年に突然日本で仕事をすることを思い立ち、準備期間を経て福井にある建築会社で働く機会を得たという。福井に到着した際には「街がとても清潔で、空気がきれい。行き交う自動車も整然としていて、クラクションのけたたましい音も聞こえない」といった印象を抱いたとのことだ。

 そして、実際に働いた建築会社に勤める日本の従業員はとてもまじめに仕事に取り組んでおり、各作業工程が秩序正しく進み、作業を引き継ぐ相手に迷惑をかけないよう常に配慮がなされていたとした。また、30代の工場長は毎日のようにサービス残業をするなど、結婚は二の次で仕事に全精力を注ぐ一方、中国人に対しては友好的でしばしばカラオケや日本料理店に連れて行ってくれたと伝えている。

 作者によれば、この工場長以外にも多くの人が中国人に友好的だったという。特にある社員はいつも食べ物を分けてくれたほか、帰国直前には温泉に連れて行ってくれたり、自宅に招いてくれたりし、別れの時には抱き合って泣いてくれたと紹介し、「今でもその人のことが忘れられない」とした。

 さらに、日本で暮らす中で特に印象深かったことを2つ挙げている。1つめは、現地の住民が犬の散歩をする際、手にビニール袋と紙を持っていて、犬がフンをするときれいに拭き取って袋に入れて持ち帰るという、日本人にしてみれば当たり前な光景だ。そしてもう1つは、体調を崩して赴いた病院で見かけた、看護師が年配の患者に対して膝をついて同じ視線で優しく辛抱強く説明したり、話しを聞いたりする様子だという。

 作者は最後に「他にも見聞きしたことはたくさんあるが、とても書ききれない。儒家文化は中国で始まったが、日本で大いに発展した。日本では幼稚園から大学に至るまで、個人のモラルや道徳、自立性を重んじる教育が行われる。資源が非常に乏しい日本で、自動車や家電、電子分野の世界的大企業が生まれたのは、まさに日本の教育の成果なのだ」と評している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)