中国の新車市場は苦戦が伝えられているが、それに対して中古車市場は2015年以降拡大を続けているという。中古車市場の発展が新車市場の発展を阻んでいる一面もあるのだろう。中国メディアの百家号は10日、「どんな人が中古車を買っているのか」と題する記事を掲載した。

 中国では、なぜ中古車が見直されてきたのだろうか。記事は、これまで「中古車は当たりはずれがあり、素人には難しい買い物」と思われてきたため中古車は選択肢に入れていなかった人たちが、「日系車なら中古車でも安心だと気付くようになってきた」と指摘。中古車市場では、コストパフォーマンスと耐久性で日系車が人気だという。また、「メンツ」の価値観が変わってきていること、「価格」の問題もあるとした。
 
 そのうえで記事は、中古車を購入する人には、社会人になったばかりの若い人や毎日仕事で長距離車に乗る人、そして家庭用の2台目として乗る人などがいると紹介。例えば、大学を出たばかりのある若い男性は、いろいろな車を比較して中古の日系車を購入することにしたそうだ。まだ社会に出てもいない若者なので手元にはそれほどお金がなく、コストパフォーマンスと実用性を考えて中古の日系車に決めたようだが、少し前の中国では考えられない堅実な選択である。

 これまでは、親の援助を期待して高級車を新車で購入する若者が多かったというイメージだが、近頃では変化してきたのかもしれない。また、中国の中古車市場が成熟してきたということも関係しているだろう。記事も指摘しているが、以前は手ごろな価格で質の高い中古車を探すことが困難だったからだ。

 変化を続ける中国の自動車市場。日系車は、新車だけでなく中古車でもトラブルの少ないその「耐久性」が高く評価されており、日系車はすっかり中国市場で信用を得たといえるだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)