科学技術などの分野で急速な発展を遂げて日本を越えた分野も少なくないといわれる中国だが、農業では日本に遠く及ばないようだ。日本の農業は中国とどこが違うのだろうか。中国メディアの捜狐はこのほど、日本の農業は「考え方が前衛的」で中国の農業とは根本から違うと紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本の農業は中国ばかりか世界をも驚かせていると紹介。収入が高くて安定しており、農協というシステムがあると伝え、「中国には真似できない」としている。どうやら中国の農家は始めから学ぶことを放棄しているようだ。しかし記事は、「中国の農業従事者はそろそろ目覚めるべきだ」とあきらめモードの中国の農業従事者に発破をかけている。

 では、日本の農業は何が違うのだろうか。記事は4つの違いについて分析。その1つが「作物の耕作だけではないこと」。日本では花や田んぼなど地元の資源を利用した「テーマパーク」にしていると紹介した。2つ目は「資源を大切にしていること」。観光地としてインフラを整備し、景観を良くして客を引き寄せる努力をしているが、「環境を破壊しないことが大前提」となっていると伝えた。

 3つ目は「地元の良さを引き出すこと」で、ご当地の魅力を発掘し、昔から残っているものと現代らしさを融合させてブランドにしているという。どこに行ってもあまり変化のない中国の農村部にはないものと言えるだろう。そして最後は「自然を利用すること」。色の異なる稲で巨大な絵を描く「田んぼアート」がその成功例だとして紹介している。

 中国には日本のような農協システムがないだけでなく、「農業に対する考え方」の違いが格差を生んでいるのは明らかだろう。この点で中国は日本から学べることが多くあるに違いない。今後は、農業もウィズコロナが求められているというが、「前衛的」な日本の農業は、この状況の変化にも柔軟に対応していけるのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)