今年は新型コロナウイルスの流行で、訪日旅行客はほとんど姿を消した。中国でも国外旅行は事実上ストップしている状態だが、日本旅行に行ける日を待ちわびている人は多いようだ。中国メディアの百家号はこのほど、日本のサービス業のレベルの高さは、日本旅行の醍醐味の1つだと紹介する記事を掲載した。

 近年、日本は中国人にとって最も人気の国外旅行先の1つになってきた。国外旅行に気軽に行けるようになり、どんどん目が肥えてきている中国人に選ばれるようになったというのは、それだけ日本には魅力があるということだろう。記事は、距離の近さに加えて、美しい景色、伝統文化の体験、質の良い日本製品など日本には多くの魅力があるが、「サービスの質の高さも貴重な体験になっている」と紹介した。

 例えば、空港の地上スタッフが受託荷物を丁寧に扱っているのを見るだけで、中国人にとっては「貴重な旅の経験」になるそうだ。中国では「乗客の荷物を投げる」のが普通なのに、日本では丁寧に扱っているからだ。記事は、日本の空港では雨の日に荷物がぬれていると拭いてくれたり、受け取りやすいように並べてくれたりすると、その気配りに感心している。

 また、公共の場所も親切だと紹介した。電車などの公共の乗り物では、障がいのある人が安全に移動できるように手を貸してくれることや、駅員に行き方を尋ねると路線を教えてくれて地図まで用意していると紹介。レストランでは、どんなに忙しくても声をかけると従業員がすぐに手を止めて愛想良く接客してくれることを強調し、「中国だったら何度呼んでも無視されるところだ」と違いを指摘している。

 記事の中国人筆者によると、中国では「日本のサービスは常軌を逸していると言われるほどに絶賛されている」というが、それだけ中国人の心をつかんでいるということだろう。中国国内では体験できない高い質のサービスは日本の強みとなっているようだ。新型コロナが終息し、自由に行き来できるようになれば、また日本は訪日中国人でにぎわうようになるに違いない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)