中国メディアの騰訊は5日、世界が日本国民の民度に敬服していると主張し、「日本人の民度の高さの背後には一体どのような教育が存在するのか」と題する記事を掲載した。

 記事は、過去のサッカーワールドカップにおいて、試合会場の観客席全体にごみが散乱しているという状況下で、「日本のサポーターたちがいたエリアだけはきれいだった」という事例を紹介。日本のサポーターたちのなかには相手チーム側の観客席まで掃除する人さえいたと説明し、FIFAは日本人のこうした振る舞いを公式に讃えたと紹介した。

 続けて、「これだけ称賛される日本人は生まれつき民度が高いのだろうか」と問いを提起しつつ、「いや、そんなはずがない」と主張、日本人の民度の高さは結局のところ「教育」によるものだと説明した。では、日本ではどのような教育が実施されているのだろうか。

 まず記事は、中国の教育と異なる点として、日本では「他人に敬意を払う」ことを幼いころから教わると伝え、集団での生活を通じて他人に配慮し、他人に感謝し、他人を差別しないことを学ぶと説明した。

 また昔の中国では年長の人が最初に箸を付けるなど、食事の場においても様々なルールが存在していたが、現在の中国では食事のルールは無いに等しいと指摘。しかし日本では現在でも食事の前に手を合わせて「いただきます」という感謝の言葉を唱えるよう、子どもたちを教育していると説明した。

 中国では教育といえば、あくまでも知識や学問のことを指すのが一般的で、勉強をしっかりさせることには熱心でも、子どもの道徳やマナーには無関心という中国人は多い。それゆえ公共の場で見ず知らずの他人にちょっかいを出したり、大騒ぎをしても知らんぷりをしている親もいるほどで、こうした光景を目にすると「やはり教育が大切」であることを痛感させられる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)