その時代によって流行のファッションは変化するもので、これは学校の制服も同様だ。最近では、ブレザーを採用する学校が増加し、セーラー服は減少の傾向にあるという。また、スカートの長さもひざ上からひざ下に変化しているそうだ。いずれにしても日本の制服はおしゃれだとして、中国の学生からはうらやましがられているようだ。中国メディアの百家号は5日、「なぜ中国には日本や韓国のような、おしゃれな制服がないのか」と題する記事を掲載した。

 記事はまず、中国の若者は日本や韓国の中高生が着る制服に憧れを抱いていると紹介。漫画やアニメ、ドラマで見る制服は「青春」の代名詞だという。そんな中国の学校の制服は誰が着てもゆったりとしたシルエットになるように作られている「ジャージ」が多い。

 記事は、日本や韓国の学校の制服はミニスカートを特徴としているが、韓国はより見た目を重視しているのに対し、日本はおしゃれでいて実用性もあるいいとこ取りだと分析。中国は実用性しか考えていないのでジャージになるのだという。

 なぜ中国は日韓のようなおしゃれな制服を採用しないのだろうか。記事は「中国は見た目より教育を重視する」「学生の注意をそらせないため」「挑発的な格好を好まないため」などの意見があると紹介。しかしそのいずれも的を射た理由ではないとしている。

 そのうえで記事は、「ジャージであれば学業の効率に影響を与えないから」と分析。そのため学校としてもおしゃれな制服にする必要性を感じないのだという。さらに現実的な理由として「経済的な理由」と実用性を重んじる「中国の文化」にあるのではないかと指摘。中国では、大都市はかなり裕福だが地方に行けば制服を購入する余裕のない家庭も多いからだという。

 中国の学生たちには大変不評な「ジャージ制服」。最近では一部の都市や学校でジャージではない制服を導入するところも出てきてはいるが、中国全体が日韓のような制服に方向転換するのはまだまだ先のことになりそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)