日本と中国には「似ているようで、似ていない文化」が少なからず存在する。たとえば葬式の時に着用する服である「喪服」は日本と中国の「似ているようで、似ていない文化」に該当すると言えるだろう。

 日本では喪服といえば上下を「黒」で統一するのがマナーであり、黒以外は基本的にマナー違反とされるが、中国では喪服といえば「白色」であるのが常識であり、そのデザインは日本の結婚式で見られる「白無垢」に似ているようにも見える。

 中国メディアの百家号はこのほど、中国の喪服と日本の花嫁衣装はそっくりだと論じる記事を掲載し、着用するシーンは大きく異なっているのに、なぜデザインや配色はそっくりなのかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、中国の喪服といえば「白で、フードのような帽子をかぶる」ことが一般的で、まるで日本の「白無垢」のようだと指摘。日本には中国から伝わった文化や習慣が数多く存在するが、中国の喪服の文化が間違った形で日本に伝わったのだろうかと疑問を投げかけ、着用するシーンが正反対でありながら、デザインや色だけは似ている中国の喪服と日本の白無垢の奇妙な一致に首をかしげた。

 また、日本と中国の「似ているようで、似ていない文化」は喪服だけではない。たとえば「花輪」もこれに該当し、日本ではお店の新装開店の際に、賑やかな色あいの花輪を送る文化があるが、中国では派手な花輪を「葬式」の時に贈る文化がある。中国人旅行客のなかには、日本の繁華街などで花輪が飾られた店舗を見かけて「なぜこんなところで葬式をあげているのか」と疑問に思った人もいたようだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)