中国のポータルサイト・百度に7日、「どうして日本人には薄情な印象を覚えるのか」とする記事が掲載された。

 記事は、日本社会は独特な「距離感」の文化が存在するとし、日本人の人間関係には一見あるのかないのか分からないながらも、確かにこの「距離感」のルールが厳然として存在するのだと紹介。日本人は自身の行動が他人の生活の邪魔をすることを最大の禁忌と考えており、逆に他人が自身の生活に入り込んでくるのを好まないとし、この点で中国人とは大きく異なることを伝えている。

 また、日本人について「常に自らのイメージを守ることを気にする、『表面的』な民族である」と評し、にこやかで礼儀正しい第一印象とは裏腹に、意図的に他人との間に距離を保ち、さらに近年では「日本人は薄情な民族だ」という印象さえ抱かせるようになっているとした。

 その上で、日本人に「薄情」な印象を覚えるようになった大きな理由としてまず、インターネットやスマートフォンなど情報技術の発達により日本人どうしの間で人付き合いが減っていることを挙げ、日本の公共交通機関を利用すると、大多数の人が頭を下げてひたすら手元のスマホに見入っており、人どうしが顔と顔を見合わせて交流する光景が少なくなったと伝えた。

 さらに、経済発展により国が豊かになるにつれて、家族の絆や人間関係よりもお金の多寡を重視するようになっていったことも要因の一つであると論じた。

 記事は最後に「日本人は、正常な職場での人間関係のため、社会でより良く生きるために、高いモラルを備えるべく努力しているのかもしれない。しかしそれは実際、自身に課せられた義務、仕事のようなものであり、人びとは自らの『職責』をかたくなにかつ完ぺきに全うしようとするのである。その中に、感情などどの程度存在し得るだろうか」と結んでいる。

 中国の人びとにとってみれば、仲良くなればなるほど相手の生活に深く関わることが「当たり前」であり、互いに面倒をかけあい、助け合うのが親しい者として当然と考える傾向にある。それゆえ、日本人が持つ「親しき者にも礼儀あり」という「距離感」の文化が、非常によそよそしく見えるのかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)